出産時のエトセトラ
妻の出産時に大変だったなぁと思ったのは以下の3つでした。
- 仕事
- お金
- 妻の健康
1 . 仕事
お父さんの心配事は、やはり仕事との兼ね合いですよね…。
このご時世、毎日定時帰り、頻繁に有給を取れる会社もそう多くはないでしょう。
もちろん自分の仕事もプログラマという職なため、かつプロジェクトの忙しい時期も
重なっていたので、様々な問題がありました。
★自分がやったこと
まずは妊娠が分かったら、安定期に入ると同時に直属の上司に直接相談を
しにいきました。自分のした相談は以下のとおりです。
自)予定日は9月です。
上)プロジェクト終盤で忙しいねぇ。
自)夏休みも返上でやりますので出産前後はお休みを十日ほどください。
必ず遅れを出さないように今からペースを上げてやります。
引き継ぎも準備をしておきますので、お願いします。
上)それならいいよ。
私の上司はとても理知的な方でスムーズにいきましたが、もちろんこううまく
いかない場合もあるかと思います。
ただ大事だと思ったことは、「半年前からここは休みます!そのための努力を
今からしていきます!」とアピールすることです。
不言実行も素晴らしいことだとは思いますが、アピールすることで上司に状況を認識
させ、いざ出産間際で急な問題が発生した時に代替案を考えておいてもらえる(という
言質を取っておける)利点はあると思いました。
2 . お金
悩ましいところです。出産は予想以上にお金がかかります。
具体的な金額を出来るだけ書いていきますね。
大きく分けて、
・妻の定期健診・検査
・妊娠中のグッズ
・入院・出産費用(無痛)
・定期健診・検査
ご存知のように市区町村から補助が出ます。自分の住んでいる地域では5000円分の
補助券が14枚もらえました。
毎回診察料が7000円ほどでした、負担は2000円×14回+α。
また定期健診とは別に様々な検査もあります。これは概算で3~4万円といったところ
でしょうか?(人によっても違うかもしれませんので、本当に大体です)
駆け込みの診察料も考えておいたほうが良いです。夜中に急に体調が悪くなったり、
破水かも?と思える症状が出たりで、何度か病院に時間外でお世話になりました。
3~4万円は見ておいたほうが良いでしょう。
・妊娠中のグッズ
例えばお腹の子が動いているか心配なので心音を聞いてみたい、寝るときにお腹が
辛いので抱きまくらが欲しい、マタニティの服が欲しいなど、色々と物は入用です。
また、グッズではありませんがタクシーに乗る機会もとても増えます。
個人的には10~20万円の予算を見とくと良いかなと思いました。
・入院・出産費用(無痛)
出産費用は概算で60万円ほどでした。
都内で個室でしたので、そんなに高すぎない値段だったのですが、注意すべきは
無痛分娩費用です。
費用も7~8万円とまぁ何とか…という値段でしたので安心していました。
さていざ出産日一週間前という時、かかりつけ医から呼ばれ、
「もう産んじゃおうか」と言われました。
早いけど先生が仰るなら、ということで入院。翌日陣痛促進剤をうって無痛用の
麻酔をしていざ出産という時に、先生まさかの
「今日は子宮口開かないからまた明日ね~」のお言葉。
麻酔もしたのに残念…と思いつつ翌日無事おもちちゃんが産まれたので良かったね~
と退院時、請求額が無痛二回分になってることにびっくり。
考えれば確かに麻酔しているから当然かかると思うのですが、
早く呼ばれて麻酔されて、無理だったからじゃあ二回分はちょっと気持ちがしんどかったなぁ…。
その場では何も言わずお礼を言って退院しましたが、ちょっともやっとしました。
無痛を考えられている方は、そういったケースを予め病院側に確認しておいても
良いかもしれません。決して小さい額ではありませんので。
あ、あと出産費用の補助についても一つ。出産費用は市区町村から42万円の補助が
出るのですが(そうでない場合もありますが基本的には)、
病院でその額を相殺して費用を請求できることがあります。
ただし、その相殺ができない病院もそこそこあります。
妻のかかりつけ病院は正にそのパターンで、その場合は一時的に結構な費用がお財布
から出ることになります。
うちの場合はそれに加えて住居の購入や実家とのやりとりで現金がちょうど出る
タイミングでしたので、かなりギリギリのやりくりをしていました。
折角の思い出に残る出産で、お金のことでアワアワするのもちょっと嫌ですよね。
予め必要な金額は前もって考え、いざという時慌てないようにしておくことが
大事だと思いました。
3. 妻の健康
最後に、やはりこれが一番大事です。
健康と言っても精神的な健康の側面が強いと思います。
うちの妻はとてもまじめなので、たくさん調べ物をして、赤ちゃんにとって
ベストな行動を常に取ろうとしていました。
しかし、ネットを調べたら出てくるようないわゆる「やってはいけないこと」に
ぶつかった時、必要以上にテンパってしまうことがありました。
そんな時に口先で「大丈夫」と言っても聞いてくれるはずもありません。
★自分がやったこと
まず食事周りや体調周りなど、妻の心配しそうなことを、妊娠発覚時に全力で調べて
メモっておくこと。
これをやっておくと、妻が何かを心配した時に、それとなく問題のない例を
提示したり、代案を提示することで落ち着かせてあげられます。
妻の心配は、自分の心配の何倍も、何十倍も大きい物だと自覚し、先回りして
安心させてあげることが何より大事だと思いました。
後は当然掃除洗濯炊事など、肉体的な部分のサポートです。
これらは体を動かすことで気持ちが安定すると妻が言っていたように、全てを
やれば必ず妻は喜ぶというわけではないと思いますので、相談しながら妻の
やってほしい範囲を良く把握しておくことが大事だと思いました。
長くなってしまいましたが以上です。
世のお父さん方一緒に頑張っていきましょう!